2020年11月30日

沖縄ドローンプロジェクト防衛省交渉 フルバージョンで再録

きのうの神奈川集会から始まった「2020ZENKOスピーキングツアー」。奥間政則さんの報告のポイントの一つが、9月17日に行われた辺野古ドローン規制に関する防衛省交渉でした。同交渉については週刊MDSも取材し、記事にしています。

【辺野古のドローン禁止区域指定を撤回せよ/知る権利、報道の自由を侵すな 沖縄ドローンプロジェクトが防衛省交渉】
http://www.mdsweb.jp/doc/1643/1643_45d.html

ただ、この記事は紙面の都合で、出席国会議員の名前などを割愛した短縮版になっています。以下、フルバージョンを掲載しました。奥間さんの報告と合わせて読んでいただければ、ドローン規制の狙い、矛盾、奥間さんの思いなどがさらによく伝わるのではないかと思います。

−ここから−

【辺野古のドローン禁止区域指定を撤回せよ/沖縄ドローンプロジェクトが防衛省交渉/知る権利、報道の自由を侵すな】

 昨年6月施行の改正ドローン規制法により自衛隊基地27か所が飛行禁止区域に指定されたのに続き、今年8月の防衛省告示で新たに米軍基地15か所が指定され、上空での飛行が原則禁止となった。

 追加指定された施設の一つが、辺野古新基地の埋め立て工事区域をカバーする米軍への提供水域。ドローン飛行には米軍司令官の許可が必要とされるが、許可を得る手続きも、違反すれば科せられる刑事罰の構成要件も不明確だ。

 沖縄ドローンプロジェクト(藤本幸久代表)は「これまで濁り水が漏れだしていることなどをドローンで撮影し、沖縄防衛局を追及してきた。今回の指定でこうした活動が制約される。知る権利、報道の自由の侵害だ」として9月17日、衆院第1議員会館で防衛省交渉をもった。

 交渉には同プロジェクト分析担当責任者の奥間政則さん、沖縄選出の伊波洋一・赤嶺政賢・高良鉄美・屋良朝博各国会議員も参加。1時間半以上にわたって、「知る権利をどう配慮したか」「キャンプ・シュワブ、キャンプ・ハンセンについて飛行の同意を得る管理者は誰か」「直ちに刑罰の対象となるレッドゾーンと、警察官の退去命令に従わなければ刑罰の対象となるイエローゾーンとの境界線が不明。明確化せよ」など17項目について見解をただした。

 「米軍がすでに排他的に使用している水域なので指定した」とする防衛省側に対し、「埋め立てが始まる前は漁船も自由に航行できた。工事が始まるからということで制限区域が設けられた」「工事区域では軍事訓練もしていないし、ヘリも飛んでいない」「基地として機能していない実態を踏まえ、指定から外せ」と反論。

 奥間さんは「自分は犯罪者になりたくない。1年以下の懲役、50万円以下の罰金―そこまで犯して趣味で飛ばしているのではない。環境を破壊するような工事を監視するのが目的だ。法を犯さない飛ばし方をするために位置情報を明示してほしい」「これは公共工事。辺野古でも高江でも湯水のごとく税金を使っている。コロナで苦しんでいる人を支援する態勢もとらないで無駄な工事をやる。公共工事に携わってきた自分は怒りでいっぱいだ」と迫った。

 防衛省側は答えに詰まり、最後は「本日は貴重なご意見をいただいたので、中で十分検討させていただく」と言わざるを得なかった。

−ここまで−

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(編集部 浅井健治)
posted by weeklymds at 14:15| 報道/活動報告

2020年10月06日

「非国民がやってきた!」×『ジョージ・オーウェル』

コラム「非国民がやってきた!」筆者の前田朗さんご自身をはじめ何人かの方から私の投稿にコメントをいただきました。ありがとうございます。これを機に同コラムをしっかり読んでみようという方が増えれば、編集者冥利に尽きます。

事は植民地主義をめぐる議論に集約されていくのでしょう。前田さんによると、その「植民地主義」が学術用語として確立していない、とのこと。話がややこしくなるのも無理はありませんね。

最近、学術というより生き方という面から植民地主義の根の深さを教えてくれる本に出会いました。岩波新書『ジョージ・オーウェル−「人間らしさ」への讃歌』(川端康雄著)です。

「反ソ・反共」の作家として右派知識人からもてはやされたオーウェルですが、作家生活に入る前の19歳から24歳まで英領インド帝国警察官としてビルマ各地に赴任していました。そこで彼が感じた「植民地統治者の不安」とは…。本書第2章で見事に描き出されています。

しかし、本書で一番胸打たれるのは(といってもまだ3分の2しか読んでいません)、第6章「スペインの経験」です。オーウェルは共和国政府側のPOUM(マルクス主義統一労働者党)民兵隊の一員として内戦を戦い、『カタロニア讃歌』を著します。

スペインとくにバルセロナで彼が入り込んだのは「希望が無気力やシニシズムよりもふつうである社会」でした。オーウェルはその後、自分のシリアスな作品はすべて「直接間接に全体主義に反対し、私が理解するところの民主的社会主義を擁護するために書いた」と述べています。川端さんによると、『カタロニア讃歌』は「社会主義を偽装した専制への反対と、自身が確信する民主的社会主義の擁護というふたつの目的を併せて」書き上げられたそうです(P128〜129)。

植民地主義の克服と民主的社会主義への確信、オーウェルから私たちが学べるものは限りなく深いような気がします。

https://www.iwanami.co.jp/book/b515750.html

(編集部 浅井健治)
posted by weeklymds at 16:36| 報道/活動報告

2020年10月04日

「非国民がやってきた!」こんな読み方も

週刊MDSの隔週連載コラム「非国民がやってきた!」(by前田朗東京造形大学教授)、みなさんお読みになっていますか? 現在のシリーズ「私の中の植民地主義」は福沢諭吉批判で比較的読みやすいですが、その前の30回続いた「国民主義の賞味期限」シリーズは難解で閉口したという読者も多いのではないでしょうか。

かく言う私も、編集者でありながら、そうした読者の一人。何しろ第321回(1606号)以降に登場する佐藤嘉幸も廣瀬純もその著書はもちろん名前にも接したことがなく、ドゥルーズやガタリについても前田さんご推察の通り「名前は聞いたことがあっても、その思想はよく知らない」(第322回、1608号)部類に属します。使われている用語も「レーニン的切断」だの「ゲットーからの脱領土化」だの「マイノリティの公理闘争」だのチンプンカンプン。歯が立ちませんでした。

ところが、この「非国民…」、こんな読み方があるんです。こんなふうに読めば、何とか薄ぼんやりとでも論点が見えてくるという読み方が。

それは1回1回ばらばらではなく、“通し”で読むことです。各回ごとに切り抜いてファイルします。1ページに3回分貼り付けるとB4だとはみ出てしまいますから、A3がいいでしょう。そうやって通読すると、個々の用語は相変わらず分かりにくいままですが、この議論の全景が浮かび上がってくるような気がして不思議です。

一例だけ上げます。第320回(1604号)に、高橋哲哉「犠牲のシステム」論の引用があります。「犠牲のシステムでは、或る者(たち)の利益が、他のもの(たち)の生活(生命、健康、尊厳、希望等々)を犠牲にして生み出され、維持される。犠牲にする者の利益は、犠牲にされるものの犠牲なしには生み出されないし、維持されない。この犠牲は、通常、隠されているか、共同体(国家、国民、社会、企業等々)にとっての『尊い犠牲』として美化され、正当化されている」

ここで、「もの」が「者」と表記されたり「もの」と表記されたりしていることに注目してください。この違いはどこから来るのか。答えが第330回(1625号)で示されます。「高橋における『犠牲にする者』は、佐藤と廣瀬が言う『マジョリティ』や『市民』に対応…高橋の『犠牲にされるもの』は、佐藤と廣瀬の『マイノリティ』や『土人』に対応」「しかしここに微細な差異がある…高橋においては『犠牲にする者』と『犠牲にされるもの』の関係が問われますが、前者が『者』であるのに後者は『もの』と表現されます。『犠牲にされるもの』は『人間だけではない』からです。『犠牲にされるもの』には土人も動物も含まれるのです」

こうして前田さんは、佐藤・廣瀬による高橋哲哉批判の真髄=「犠牲のシステム」論は「もの」(動物)と「者」(人間)の二項を前提としており、「人間である日本人が、動物である琉球人を眼前にして、人間であることの責任を感じる限りで、その責任に強いられて動物になる」という回路が組み込まれてしまう=に行き着きます。第331回(1627号)で紹介されている「福島や琉球を『犠牲』というタームで語ることは、福島住民や琉球民族の闘いの存在を否認することと同じである」との佐藤・廣瀬の指摘はきわめて重い。

つまり、320回で敷かれた「者」「もの」の表記の違いの伏線が330・331回の高橋批判へと大きく回収されているのです。そして、問題は「私の中の植民地主義」にあるとする現在の連載につながっていきます。このような論理展開のダイナミズムは、各回別々に読んでいては味わえません。ぜひ通しで再読されてみてはいかがでしょうか。

(編集部 浅井健治)
posted by weeklymds at 20:17| 報道/活動報告

2020年07月30日

青年DSA、明日からオンラインで大会開催

DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)の中に、主として29歳以下の学生・青年で構成するYDSA(アメリカ青年民主主義的社会主義者)があります(30歳以上でもメンバーになれるが、役職には就けない)。

YDSAのウェブサイトによると、今年のYDSA大会は明日7月31日から3日間、オンラインで開催されるとのことです。
https://y.dsausa.org/2020convention/

大会の呼びかけ文は次のように始まります(★はリンクが張られている個所、◎は小見出し)。

−ここから−

【バーチャル 2020YDSA大会 7月31日〜8月2日】

2020YDSA大会は7月31日(金)から8月2日(日)の週末にオンラインで開催されます。最新情報については、このページをチェックしてください!

大きなグループでの旅行や集まりの潜在的なリスクのため、YDSA全国調整委員会は今年のYDSA大会をバーチャル開催とすることを決定しました。DSAスタッフとYDSA大会各委員会は、代議員が実際に対面で集まって体験するものにできるだけ近い形の大会にしようと取り組んでいます。

★2020YDSA大会準備規則
★2020YDSA大会に向けたタイムライン

◎代議員の配分と登録

5月1日時点で会費納入済みのすべての正式のYDSA支部、および5月15日以前に承認申請し新たに認められた支部は、投票権を持つ代議員団を2020年大会に送る資格があります。支部が正式かどうか不明な場合は、ydsacon@dsausa.orgにお問い合わせを。支部の申請と更新は、特別に延長されない限り、2020年5月15日まで受け付けます。

(以下、略)

−ここまで−

ページの末尾には「アクセス支援と奨学金」の小見出しで、次の記載があります。奨学金で大会参加費を援助する制度まであるんですね。

−ここから−

YDSA大会代議員が大会にフル参加するためには、信頼性の高いコンピューターとWi-Fiへのアクセスが必要です。コンピューターやWi-Fiにアクセスできず、自分で手配できないという代議員は、★できるだけ早くこの申込書に記入してください。

参加費に充てるための奨学金も用意されています。必要な代議員・代議員補には、奨学金申請書をメールでお送りします。

−ここまで−

リンクしているアクセス支援の申込書は次の通りです。

−ここから−

【2020YDSA大会 - 技術サポート申請書】

この申込書は、2020YDSAオンライン大会用にコンピューターやWi-Fiにアクセスする上で援助を必要とする代議員のためのものです。あなたのニーズに基づいて、大会参加に必要なものの借用・レンタル面の手助けを行います。

*氏名
*代名詞[引用者注:外見上の性別にかかわらず、自分をどんな代名詞で呼んでほしいか]
*メールアドレス
*電話番号
*YDSAまたはDSA支部名
*郵便番号

YDSA大会期間中、ノートパソコンまたはデスクトップパソコンにアクセスできますか? YDSA大会は7月31日(金)〜8月2日(日)開かれます。
・はい
・いいえ、コンピューターへのアクセスが必要です
・分かりませんが、コンピューターへのアクセスが必要になるかもしれません

YDSA大会期間中、信頼性の高いWi-Fiにアクセスできますか? YDSA大会は7月31日(金)〜8月2日(日)開かれます。
・はい
・いいえ、Wi-Fiアクセスが必要です
・分かりませんが、Wi-Fiアクセスが必要になるかもしれません

大会へのアクセスについて他に質問や要望があれば、ご記入ください。

−ここまで−

PC操作・インターネットに慣れていないメンバー(アメリカの若者にそんな人がいるとも思えませんが)や、経済的にPCが持てないでいたりWi-Fi代が払えなかったりというメンバー(これは大いにいそうです)の大会参加を保証しようと、最善を尽くしていることが分かります。

ただ、ネット環境を持たない人がどうやってこのサポート申込書にたどり着けるのだろうか、近くにいる他のメンバーが知らせるのだろうか、という疑問は残りますが。

YDSAについては、去年のZENKOin東京後の週刊MDSとのインタビューでDSAビル・イェイツさんが触れています。ご参照ください。
【DSA国際委員会/ビル・イェィツさんに聞く/飛躍の要因は政策と対話】
http://www.mdsweb.jp/doc/1588/1588_03a.html

(編集部 浅井健治)
posted by weeklymds at 17:02| 報道/活動報告

2020年05月14日

闘いは続く:DSA新型コロナウイルス速報12号

DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)は5月13日、「新型コロナウイルス感染症速報」第12号を発行しました。コロナ危機下の闘いは「恒久的な性格を帯びてきた」ため「速報」の発行は段階的に取りやめていくが、「闘いは続く」と呼びかけています。(〈 〉は投稿者=浅井の注・補足です)
https://www.dsausa.org/news/dsa-covid-19-bulletin-12/

−ここから−

DSA新型コロナウイルス感染症速報第12号
2020年5月13日

闘いは続く

この速報は、DSAの新型コロナ緊急対応方針を補足するものとして、まだ姿を現しつつある段階だった危機の社会主義的分析を提供するために〈3月19日に〉発刊しました。危機は私たちの新たな日常となり、対応方針はより恒久的な性格を帯びてきました。速報の発行は段階的に取りやめていきますが、闘いは続きます。

私たちは三重の危機に直面しています−健康、経済、政治の危機です。私たちの要求は緊急に必要であり、この瞬間にあって深い共感を生んでいます。“メディケア・フォー・オール〈すべての人のための医療保障〉”が必要です。“グリーン・ニューディール〈環境保護のための変革〉”が必要です。すべての人のための安全で手頃な価格の住宅が必要です。経営者と闘い、労働者階級の力を築くことができる組織された戦闘的な労働運動が必要です。

私たちは、これらを勝ちとるために自らを組織化しています。みなさんができることは以下の通りです:

*医療緊急保障法を勝ちとるキャンペーンにサインアップ〈署名・参加〉する。

*5月13日、米国郵政公社を守る民主主義的社会主義者労働委員会のキャンペーンについてともに学ぶ。

*私たちの“緊急職場組織委員会”は、全米の労働者が職場における防護措置を獲得するために組織するのを支援しています。ここにサインアップし、組織化チームに参加しよう。また、自分の職場で組織化したい場合は、この申込書に記入してください。オルガナイザーの一人が連絡します。

*この危機に際して、私たちはお互い支え合わなければなりません。こうした取り組みに参加するには、“相互扶助委員会”に連絡してください。

*ビデオ証言をシェアし、#家賃を免除せよキャンペーンに参加する。

*DSAは初めてですか? もっと知るために〈DSAリーダーとの〉電話Q&Aに参加を。5月21日、31日に行われます。

*まだメンバーでなければDSAに加入してください! 米国で最大の社会主義組織に加わるのにこれ以上大切な時はありません。

−−−

パンデミック〈世界的大流行〉の間、アメリカ民主主義的社会主義者(DSA)は、メンバーの安全と新型コロナの拡散防止のために、人との距離確保=ソーシャルディスタンシングを実行しています。

米国最大の社会主義組織である私たちは、この前例のない時代にあっては、世界で起きていることについての情報の共有から始めることが不可欠だと考えています−パンデミックの性質、迫り来る恐慌、政府の対応(またはその欠如)、利潤追求企業の致命的な過失と不正、ならびにコロナウイルス・パンデミックに対する労働者階級の解決策を求めて闘う労働者たちによる英雄的な組織化と抵抗、相互扶助。私たちはまた、みなさんがこの闘いに参加するための方法を共有したいと考えています。

DSAに加わるのにこれ以上大切な時はありません。加入、会費の更新または月単位への切り替えはこちらから。

−ここまで−

この号もそうですが、「速報」には毎号欠かさず「DSAは、メンバーの安全と新型コロナ感染症の拡散防止のため、人との距離確保=ソーシャルディスタンシングを実行している」と注記されています。また、「この前例のない時代」の語からリンクが張られていて、3月12日の「新型コロナウイルス感染症に関するDSA全国政治委員会声明」に行けるようになっています。

以下は同声明からの抜粋です(3月15日ZENKO全国メーリングリスト投稿のイラク平和テレビ局in Japan森さんの訳を若干手直ししました)

−ここから−

 すべての労働者階級の人びと、とくに新型コロナウイルス感染症に対して最も脆弱な高齢者や住居を追い出された人、慢性疾患を持つ人、免疫不全の人のための実際的な方策と連帯の表明として、われわれはすべての支部が次のソーシャルディスタンシング措置の実行を開始することを推奨する。
[注:ソーシャルディスタンシングは、インフルエンザなどの感染症対策において、人と人との距離を空け、接触機会を減らすこと]

*少数の人の集団を上回るどの予定の会合も中止または延期するかオンラインに移す;

*予防措置としてCDC〈米疾病予防管理センター〉の推奨する感染防止行動を実行し、とくに他の人から6フィート〈約183センチメートル〉以上の距離を維持する;

*気をつけなければならない症状を説明した支部単位の新型コロナ政策を確立し、体調不良の会員には自宅にとどまるか電話またはZOOMのようなビデオ会議ソフトを通じて会議に参加するよう勧める;

*会員が可能なときはいつでも、戸別訪問に代わって自宅から携帯メール送付や電話かけをするためのインフラを準備する;

*地域の会員を回診する計画を作り上げ、すべての会員、とくに高齢の会員や免疫不全の会員がこの危機を乗り切っていくのに必要な対策を確実に持てるようにする;

*あなたの地域の感染率に基づいて集会や行動〈の持ち方〉を適応させるシナリオ計画を練り上げる。シナリオの例と従来の大衆動員のオルタナティブ〈代案〉についてはこのテンプレート参照;

*すべての直接会合の前後に消毒用ウェットティッシュか抗菌スプレイのような製品を使って、テーブルや電子機器、ドアの取っ手などの表面の定期清掃を実行する;

*すべての会合で手の除菌用ローションを提供し、使用を勧める(CDC〈疾病予防管理センター〉の除菌用ローション作成ガイド参照);

*集会の場での咳やくしゃみの適切なエチケット、手洗いを推奨するポスターを置く。

−ここまで−

DSAはこのように3月中旬以降、大人数の集会を中止ないしオンライン開催し、戸別訪問をメール送信や電話かけに切り替え、従来型の大衆行動に代わるさまざまな行動のシナリオを練り上げ実行してきています。人との距離確保=ソーシャルディスタンシングの実践は決して活動自粛などではありません。

(編集部 浅井健治)
posted by weeklymds at 19:53| 報道/活動報告

2020年04月28日

DSA新型コロナ資料情報室〜子どもと歌う「手洗い歌」も

DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)は3月19日から「新型コロナウイルス感染症速報」を発行しています。4月22日時点で10号を重ねました。

同速報には毎号必ず、「パンデミック〈世界的大流行〉の間、アメリカ民主主義的社会主義者(DSA)は、メンバーの安全と新型コロナ感染症の拡散防止のために、ソーシャルディスタンシング〈感染症対策として、人と人との距離を開け、接触機会を減らすこと。社会的距離の確保〉を実行しています」という一文が載っています。「ソーシャルディスタンシングを実行」の個所にはリンクが張られていて、以下概要を訳したドキュメントのページに行き着きます。
http://tiny.cc/beatCOVID-19

この「資料情報室」はテキサス州サンアントニオ市のDSAメンバーであるBさんが作成したもので、DSAの公式文書ではありませんが、全米各地のDSAメンバーたちがコロナから労働者・市民の命と生活を守るため懸命に、ソーシャルディスタンシングを実践しながら、活動している姿を垣間見せてくれます。とても幅広い、多彩な活動です。

なお、"COVID-19"(新型コロナウイルス感染症)は「新型コロナ」または「新型コロナ感染症」と表記してあります。また、"resources"は「資料」「資料・情報」としたり、そのまま「リソース」と表記したりしています。〈 〉は投稿者=浅井の補記です。

−ここから−

【新型コロナ感染症資料情報室】

《はじめに−読んでください!》

やあ、みなさん! 私の名前はBです。この資料集を作成しました。大小あらゆる種類の問題が発生したため、お互いを必要としているからです。私たちは情報を持ち、準備し、行動を起こし、お互いを大事にしなければなりません。私たちは恐れやパニックから行動するのではなく、互いに連帯して行動し、他者の感情や経験を理解し、周りにいる弱い立場の人びとを守るよう気遣います。

資料・情報を追加したいときは、ツイッターで@blackcatbarreraにメッセージを送ってください。この資料室のショートリンクはtiny.cc/beatCOVID-19です。また、私が住んでいる町サンアントニオの地元資料集tiny.cc/SACOVID-19も作成しました。できれば、あなたの市や町の資料集を作成することをお勧めします!

この資料集をブックマークし、ネットワークで共有してください! 共有するためのインスタグラム・グラフィックについては、ここをクリックしてください。自分のグラフィックを自由に作成してください!

〈目次〉
*インフォメーション
*ビッグアクションその1:ソーシャルディスタンシング
*ビッグアクションその2:効果的な手洗い
*ビッグアクションその3:公共の場所用のマスク作成・着用
*その他の重要なアクション:これらも実行してください!
*備品と準備
*地元リソース:コミュニティのリソースにはどんなものが?
*新型コロナ感染症にかかったと思ったら
*相互扶助とサポート:どのように助け合うか
*健康に生きる:どう困難を切り抜けるか
*安全でない場合はどうすれば?
*お金を寄付するなら
*組織化:正義のための闘いにこの瞬間をどう生かすか

《インフォメーション》

*感染カーブを平坦化する:新型コロナとは何か、新型コロナでないのは何か、そして私たちが何をすべきかについての本当に役立つ包括的なガイド。ここから始めることをお勧めします。
https://www.flattenthecurve.com/

*CDC〈疾病予防管理センター〉の新型コロナに関する基本事実:新型コロナに関する迅速で基本的な事実を含む、簡単に情報を得られるページ。
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/about/share-facts.html

*コロナウイルスに備えるのに大げさすぎることはない。方法は次のとおり:要点(1)真剣に手を洗う。(2)公の場でのマスク着用は、 体調不良を感じなくても、あなたやあなた以外の人が安全を保つのに役立つ。(3)病気になった場合、あなたは数日または数週間活動を休止するかもしれない。それに対処するために必要なものを確保しておく。(4)学校や保育所が閉鎖された場合の対処法を考える。(5)心理的な準備も重要。
https://www.vox.com/future-perfect/2020/2/28/21156128/coronavirus-prepare-outbreak-covid19-health

*ウイルス学:学問分野からの新型コロナに関する興味深く有益でダウンロード可能なエピソード。また、神話の誤りを暴き、よくある質問に答える。
https://www.alieward.com/ologies/virology

*台湾がコロナウイルスとの闘いについて世界に教えられること:台湾は何とかやってのけ、すばやくきちんと行動した。彼らから学べることを説明する。
https://www.nbcnews.com/health/health-news/what-taiwan-can-teach-world-fighting-coronavirus-n1153826

*新型コロナ、あなたのコミュニティ、そしてあなた−データサイエンスの視点:「私たちはデータサイエンティスト−すなわち、私たちの仕事はデータを分析および解釈する方法を理解することです。新型コロナに関するデータを分析するとき、私たちは非常に心配しています。社会の最も脆弱な部分である高齢者と貧困者が最も危険にさらされており、病気の蔓延と影響をコントロールするには私たち全員が行動を変える必要があります。定期的によく手を洗い、集団や人混みを避け、イベントをキャンセルし、顔に手を触れないようにしてください。この記事では、なぜ私たちが心配しているのか、そしてあなたがたも心配すべきなのかを説明します」
https://www.fast.ai/2020/03/09/coronavirus/ 〈日本語ページあり〉

《ビッグアクションその1:ソーシャルディスタンシング》

*ソーシャルディスタンシングとは何か:ウイルスの蔓延を防ぐための最良かつ最も効果的な方法の一つが、ソーシャルディスタンシング。この記事では、それが何か、どのようにそれを実践するかを説明する。
https://www.buzzfeednews.com/article/davidmack/social-distancing-coronavirus

*ソーシャルディスタンシングとな何か、それはコロナウイルスの爆発をどのように遅らせることができるか:この記事では「検疫」「隔離」「ソーシャルディスタンシング」の違いについて説明し、ソーシャルディスタンシングについてさらに掘り下げる。要点:できる限り他の人から1・8メートル離れ、大勢の人の集まりを避け、旅行を避け、できれば家で仕事をし、体調不良のときは家にいる。
https://www.vox.com/2020/3/3/21161232/coronavirus-usa-quarantine-isolation-social-distancing

《ビッグアクションその2:効果的な手洗い》

*CDC〈疾病予防管理センター〉:いつどのように手を洗うか:手洗いはウイルスの蔓延を防ぐための他の最も効果的な方法の一つ。私たちは頻繁にそして適切に手を洗わなければならない。この記事ではその方法を説明する。
https://www.cdc.gov/handwashing/when-how-handwashing.html

*手洗いの歌:子どもが家族や周りにいたり、子どもと仕事をしたりしている場合、効果的な手洗いについてのこのかわいらしい歌をプリントアウトして子どもに教えてはいかが。あなたが大人だとしても、韻は簡単に覚えられ、あらゆる年齢層に適しているので、習うべきです。
https://www.lucyknisley.com/washsong 〈日本語バージョンあり〉

《ビッグアクションその3:公共の場所用のマスク作成・着用》

*簡単な縫い目なしのマスク:マスクを購入すべきではなく、持っているものはすべて医療従事者に寄付する必要がある。手作りマスクは、公共の場で自分や他の人をより安全に保つためのよい方法だ。縫い物ができる場合は、マスクの作成と寄付を考えてほしい。利用可能なパターンがたくさんある。
https://www.youtube.com/watch?v=VDLLfQcKmH0&t=1s

*マスクは安全に着用を:マスクをつける前に手をよく洗おう。着用時に顔やマスクに触れないこと。洗濯可能なマスクは着用後、洗濯室か洗い物かごへ。そしてもう一度よく手を洗おう。

《その他の重要なアクション:これらも実行してください!》

*CDC:病気を防ぐための手順:とるべき他の重要な行動は:体調不良の場合は家にいる、咳やくしゃみを覆う、体調不良を感じなくても公共の場所ではフェイスマスクを着用する、清潔にし消毒する。詳細はこのリンクをクリック。
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/about/prevention.html?CDC_AA_refVal=https%3A%2F%2Fwww.cdc.gov%2Fcoronavirus%2F2019-ncov%2Fabout%2Fprevention-treatment.html

*CDC:旅行:基本的に、今後の旅行は延期またはキャンセルする必要がある。
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/travelers/faqs.html

*OSHA〈労働安全衛生局〉:職場では何をすべきか:頻繁に手を洗い、洗っていない手で目・鼻・口に触れない。体調不良の人との密接な接触を避ける。詳細については資料参照。 新型コロナに職業上さらされる可能性のある労働者とそうでない労働者の双方のための記載がある。
https://www.osha.gov/SLTC/covid-19/controlprevention.html

《備品と準備》

*薬箱:市販薬や救急箱の備品を補充するには今がちょうどいい時。このリンクをチェックし、自宅に何が必要か確認を。 (ただし、資材の買いだめはしないこと、とくにマスク!)
https://www.nhs.uk/live-well/healthy-body/your-medicine-cabinet/

*消毒・殺菌用品:このリストには、米国環境保護庁(EPA)が新たに出現したエンベロープウイルス性病原体に対する使用のため再承認した消毒・殺菌製品が含まれ、コロナウイルス(新型コロナ)爆発期に使用できる。
https://www.americanchemistry.com/Novel-Coronavirus-Fighting-Products-List.pdf

*研究:急性呼吸器感染症を予防するためのビタミンD補給:個々の参加者データの系統的レビューとメタ分析:ビタミンDが不足している場合、補給により急性ウイルス性および細菌性呼吸器感染症にかかるリスクを最大70%減らすことができる。ビタミンDは脂溶性であるため、サプリメントを選択する場合は、必ず食物と一緒に服用すること。
https://www.bmj.com/content/356/bmj.i6583

*食料品店に行かなくても作れる10の夕食:今後数週間、食料品店に行くのは心配ですか? 食料棚に常備されている品に焦点を当てた10のレシピです。
https://www.thekitchn.com/quick-and-easy-pantry-dinners-266126

《地元リソース:コミュニティのリソースにはどんなものが?》

以下は、地域・コミュニティレベルの資料・情報へのリンクです。このような情報ををご存じの場合は、私に送送ってください。リンクさせていただきます。

*ポートランド
https://docs.google.com/document/d/15YyWLb0Y68pX_Dl83o7aDqGCnS8yHcpF0J_ZuJiqHQA/edit
*サンアントニオ
https://docs.google.com/document/d/1quFmKX2CpmG1Dl_jqvoPHUZ1Jgn1kWxra8MgJZcQ85E/edit?usp=sharing
*マルティネス通り女性センター新型コロナ資料ガイド
https://docs.google.com/document/d/19gvH9lSCypUenrO33yDV9rO_wkUqHFTouF6ZV5vEaWI/edit?usp=sharing

《新型コロナ感染症にかかったと思ったら》

*CDC:体調不良の場合に新型コロナの蔓延を防ぐための手順:「新型コロナによる体調不良であるか、新型コロナウイルス感染症を引き起こすウイルスに感染している疑いがある場合は、以下の手順に従い、あなたの自宅や地域の人びとに拡散しないよう、病気を予防すること」
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/about/steps-when-sick.html

*CDC:米国での検査:各州の検査状況に関する詳細とマップについては、このリンクのチェックを。検査に関する質問は、州の保健部門に連絡を。
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/testing-in-us.html
https://www.cdc.gov/publichealthgateway/healthdirectories/healthdepartments.html

*サンアントニオ市新型コロナ自己検査ツール:この自己検査ツールは、症状について質問し、検査を受ける手順を踏む必要があるかどうかを判断する。
https://www.sanantonio.gov/gpa/News/ArtMID/24373/ArticleID/18671/City-of-San-Antonio-launches-COVID-19-self-screening-tool

《相互扶助とサポート:どのように助け合うか》

*自主的な自治グループがコロナウイルスと闘う相互扶助の取り組みに乗り出している:このリンクから、州ごとに組織された全米各地の相互扶助リソースを確認できる。
https://itsgoingdown.org/autonomous-groups-are-mobilizing-mutual-aid-initiatives-to-combat-the-coronavirus/

*コレクティブケアは新型コロナに対する最善の武器:この資料は、増えつつある相互扶助パンデミック災害ケアのアルファベット順のリストです。
https://docs.google.com/document/d/1uP49OQGhosfBN4BOYQvyy_Mu3mpCSOYzip13LksC-S8/preview#

*新型コロナ・コミュニティケア・リソース:「メキシコ湾岸の公正な移行のための協働」によるコミュニティ中心の資料・情報集。
https://anothergulf.com/covid-19communitycare/

*新型コロナ・メッセンジャー:「私たちは使い走りのお手伝いができる健康な若者の全国的なネットワークです。大きなパンデミックに対する小さな行動」
https://covid19messengers.com/ 〈「危険なリンク」の警告あり〉

*感染カーブ平坦化ボランティア:このパンデミックへの対処に役立つスキルや専門知識を持ち、人助けがしたいですか? 「感染カーブ平坦化」の作者であるジュリー・マクマリーは、ボランティア組織化の中心的な場としてこの書式をまとめました。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe0zaUAxwLQn4LZ7LsXsRmv9kxNi3IsquF6ga82d6ClGFnfIg/viewform

*互いに助け合うカード:これらのカードに記入し、使い走りをする人の連絡先情報を免疫不全の人びとに提供することができる。
https://drive.google.com/file/d/1A3tbWKoKdlRmsmhsP-UqdtF0dbmhVtqF/view

*相互扶助インスピレーション:相互扶助の実際の例については、このツイッタースレッドをお読みください。あなたが必要とするものを取り、お互いサポートを!
https://twitter.com/IGD_News/status/1238266465788276736

*相互扶助ポッドマッピング:誰もが参加できる優れた訓練。人びとが相互扶助とソーシャルネットワーク、その内部にある、自分たちが提供できるものを含めたリソースについて考え、話し合うことができる。
https://docs.google.com/document/d/1-QfMn1DE6ymhKZMpXN1LQvD6Sy_HSnnCK6gTO7ZLFrE/edit?fbclid=IwAR016x-_ySNyNIJ3m8LpSu-yPVdn7BSqhF1aoNzELJnWMcXS1Rw_xcmO7bI

*黄色人種脅威論の治療:コロナウイルス・レイシズムに対処するためのリソース:「コロナウイルスの発生を追跡し続けるにつれ、人種的な恐怖と不安が進行中の新型コロナウイルス感染症に対する懸念を判断する主要な枠組みとなった。このページは、テキストおよびデジタルリソースを収集して、ティーチインや議論のテーマ、教室での授業に役立つ資料に簡単にアクセスできるようにすることを目的としている」
https://docs.google.com/document/d/1-DLnAY5r-f4DRLZgndR_Bu47nqHVtAOKem5QRmbz7bg/edit

《健康に生きる:どう困難を切り抜けるか》

*コロナウイルスの不安:対処方法:雑誌「ティーンヴォーグ」にまたいいコンテンツが。健康不安を解決しようとしている場合に役立つ読み物。
https://www.teenvogue.com/story/coronavirus-anxiety

*コロナウイルスの心配への対処:この包括的で非常に便利なツールキットをチェックしてください! ツールキットには、不安、瞑想、経済上の恐怖などがカバーされています!
https://www.virusanxiety.com/

*危機メール送信ライン:メンタルヘルス危機ホットラインの741741にSHAREとメール送信する。
https://www.crisistextline.org/

*コロナウイルス:社会正義レンズからの知恵:「2020年3月7日のオンラインセミナー『新型コロナ感染症への備え−慢性の病気を抱える米国の人びとのために』における医療情報や訴え、基礎実践、教訓をタイムリーに提供します。メディアや公開の討論で目にすることの多くとは異なり、このバーチャルな集まりは慢性の病気や障がいを抱えて生きる人びとの知恵や人生経験を軸としたものでした」
https://open.spotify.com/episode/7GdoR8CMGv90xE9CLSoyOH?si=znejfRlhRKmH0o23REOHgQ

*エイドリエンヌ・マリー・ブラウンのリソース:「どこにいるべきか、どうあるべきか、まさにこの瞬間の可能性をどう見るか、どのように人生に向かって進むかを考えるのに役立つリソースがここにある」
http://adriennemareebrown.net/2020/03/10/additional-resources-for-facing-coronavirus-covid19/?fbclid=IwAR2sQb_-uWQqlig9FCoD1h-oFQ51esAXype_rEDfP7B_kqpD5N3J5hqhG2A

*アクセス可能な免疫支援医療:ローズマリー:「クランデリスモ〈ラテンアメリカの土着の精神治療医による治療〉では、ローズマリーは“おばあちゃんの植物”として知られ、人を痛手から守り、精神を癒す。この植物は、リンピアやスピリチュアルバス、ソーク〈いずれもヒーリングの手法〉などの多くの伝統的な儀式で使用され、悲しむ心を癒すために焼かれる。状況によって『燃え尽きた』と感じる人びとに良い薬。いつかもっとエネルギーを持てるようになるまで多くの心配や不安を抱えている人は、ローズマリーバスがぴったり」。ハーブのガイドや療法については、このアカウント(Mama Maiz)をフォローすることをお勧めします。
https://www.instagram.com/p/B9pAukdAUbM/?igshid=qn95k2wb47xy

*無料または公正なコストのオンラインウェルネス教室:非白人や女性、LGBTの人びとがリードする。
https://www.instagram.com/p/B9sSYwQF-08/?igshid=tuhzfavvmk2

《安全でない場合はどうすれば?》

*全国DV〈ドメスティックバイオレンス〉ホットライン〈NDVH〉:NDVHは、安全計画を作成し、セルフケアを実践し、DVの標的になっている場合は助けを得るための方法を説明する。
https://www.thehotline.org/2020/03/13/staying-safe-during-covid-19/

*ネットワーク/ラ・レッド:「ネットワーク/ラ・レッドの24時間ホットラインは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・クィア・トランスジェンダー(LGBQ/T)の人びとや、SM/性倒錯・多重恋愛のコミュニティでパートナーによって虐待されている、虐待されてきた人びとに、秘密厳守の精神的支援や情報、照会、安全計画、危機介入を提供します。617-742-4911(音声)または800-832-1901(フリーダイヤル)に電話を」
http://tnlr.org/en/24-hour-hotline/

*家庭内暴力防止サービス:すべてのサービスは危機の間じゅう利用できる。危機ホットライン:210-733-8810。(ウェブサイトは現在利用できません)

《お金を寄付するなら》

*全国家内労働者連合:「多くの在宅介護労働者、ベビーシッター、ハウスクリーナーにとって、コロナウイルスの脅威はとくに深刻です。医療へのアクセス、有給の病気休暇、雇用の保障がなければ、彼らは単独でこの危機を乗り越えなければなりません−セーフティネットなしに。コロナウイルス・ケア・ファンドへの寄付金は、家内労働者に緊急の財政支援を提供し、彼らが自宅にとどまって健康を維持すること、コロナウイルスの蔓延を遅らせつつ自分自身と家族、コミュニティを守ることを可能にします」
https://secure.actblue.com/donate/coronavirus-care-fund?refcode=covidfundlightbox

*サービス労働者相互扶助基金:「新型コロナの感染拡大を遅らせるためバーやレストランが休業すれば、多くのサービス労働者が収入なしに放置されます。この基金は、解雇されたり帰国させられたりしたサービス労働者のために、食料・緊急物資の備蓄や医療費・保育料・家賃・授業料の支援といった最も差し迫った費用を一時的に軽減します」
https://www.paypal.com/pools/c/8nqac5Dh6w 〈この基金はすでに目標額を達成済み〉

*アーティストやクリエイティブ〈創作者〉が利用できる緊急補助金:アーティストやクリエイティブをサポートする救済基金のリスト。
https://ready.haatx.com/covid-19
 
*レストラン労働者救済基金:レストラン労働者に支援を提供する救済基金のリスト。
https://www.restaurantworkerscf.org/news/2020/3/15/resources-for-restaurants-and-workers-coping-with-the-covid-19-emergency

《組織化:正義のための闘いにこの瞬間をどう生かすか》

*今こそ連帯の時:新型コロナに関するDSAのこの全国声明は、私たちがおかれた政治的瞬間とそこからの脱出方法をどう組織するかについての分析を提供する。この資料には、組織化スペースをより安全で健康的なものにする方法についての具体的な提案も記載されている。
https://www.dsausa.org/statements/now-is-the-time-for-solidarity-dsa-national-statement-on-covid-2019/?fbclid=IwAR3pU2TGe20dgEWBnTYAhMswpCiYdPaOzm_kFS-GV40XKSlANcPevfUYWg8

*プーロ〈スペイン語で「純粋な」「葉巻」の意味がある〉相互扶助ネットワーク:サンアントニオDSAは、支援を提供したり受け取ったりするための申し込み用紙を作った。これは、あなた自身の市や町の相互扶助のサンプルとなり得る。
http://tiny.cc/puroaid

*パンデミック〈世界的大流行〉における組織化:レイバーノーツ〈1979年に創刊された労働運動活動家のための月刊誌〉の資料:レイバーノーツは組織化リソースの広範なリストをまとめた。 新型コロナ危機は労働運動にとってきわめて重要な瞬間であり、緊急性と戦闘性をもって組織化しなければならない。
https://labornotes.org/coronavirus

*新型コロナをめぐる草の根オルガナイザーからの要求:オルガナイザーや医療労働者、市および公衆衛生担当者向けの優れた資料・情報。このパンデミックを受けて市や州政府が何をすべきかという要求を説明する。
https://transformativespaces.org/2020/03/04/demands-from-grassroots-organizers-concerning-covid-19/

*ウォルマート、アップル、オリーブガーデンらは主要な雇用主であり、コロナウイルスの症例が広がるにつれて病気休暇のポリシーを更新している:主に、継続する労働者の組織化とパンデミックの緊急性により、有給病気休暇ポリシーの採用へと成功裏に圧力をかけられる企業が次第に増えている。パンデミックが終わった後、この成果が恒久的なものなるよう継続的な努力をする必要がある。
https://www.washingtonpost.com/business/2020/03/10/walmart-apple-olive-garden-are-among-major-employers-updating-sick-leave-policies-coronavirus-cases-spread/

*コロナウイルスと社会危機について:労働組合指導部への公開書簡:「私たちはすべての労働組合に対し、必須でない仕事の即時停止を求めるよう要請する。 この行動方針をとる組合員が組合基金を利用できるようにし、労働者階級の生存に不可欠なフードバンクその他のサービスのようなコミュニティの取り組みを支援するカンパを呼びかけることを求める」→あなたの労働組合およびその指導部とシェアを。
https://mailchi.mp/7bbebe906a89/on-the-coronavirus-and-the-social-crisis

*家にいることができない場合はどうする?:「コロナウイルス緊急事態時にホームレスを経験する人びとの健康サポートのための提言」
http://www.streetsheet.org/what-if-you-cant-stay-home/?fbclid=IwAR3dUX6AiSHyLnfZI--wCm2gCMp2JDLsxYNXI2rmtgfiUT9rUnO8I_9_wik

−ここまで−

(編集部 浅井健治)
posted by weeklymds at 22:05| 報道/活動報告

2020年04月08日

「命」か「人権」か?−緊急事態宣言をめぐって

緊急事態宣言をめぐって、メーリングリスト上でさまざまな意見が交わされています。以下、紹介します。【A】は共通番号いらないネットMLへのカナダ在住・小笠原みどりさんの投稿、【B】はそのレイバーネットMLへの転送投稿に対する米サンフランシスコ在住・和美さんのレスです。

私の意見の一端は、以下【C】に示しておきました。

−ここから−

【A】
[bango:02864] 緊急事態と監視
2020年4月8日0:54

カナダの小笠原みどりです。

緊急事態宣言について、コラムを連載しているNPJに緊急寄稿しました。経済界から強い要望が出ていたので、ショック・ドクトリンの本格開始が見えます。監視の強化はこの中心に位置するかもしれません。私はもう3週間の緊急事態下で、息苦しさが絶頂に来ています。

【緊急寄稿】ビーバーテール通信:カナダから見る日本と世界
番外編 緊急事態宣言は魔法の杖ではない (小笠原みどり)
http://www.news-pj.net/news/91118

どうか拡散にご協力頂ければ幸いです。みなさま、くれぐれもご自愛ください。

小笠原みどり

【B】
[labor-members 55862] Re: 【緊急寄稿】緊急事態宣言は魔法の杖ではない(小笠原みどり)
2020年4月8日3:28

和美です。読みました。緊急事態宣言とかこちらのロックダウン、シャットダウンなどは大変難しい問題とは思います。

もちろん緊急事態宣言は魔法の杖では無く、ただ選択技のうちの一つですが、このような1地域、1国だけでなく全世界が直面している問題にはやはり個人の常識、他への信頼ばかりでは解決できない問題があると思います。このような大事にはやはり国としてのはっきりとした対策、こちらで言うロードマップを描いてこれこれの手段を打ってどこに行き着くかを国民に示してもらわなければいけません。

「スウェーデンは街を封鎖せず、学校は開いていて、パブに行っても咎められません。感染者が増えていても、です。」の部分でスウェーデンの人口を調べましたら、約、東京と同じくらいです。それでウェブに行って現在の感染者数を見てみましたらスウェーデンは約7,700、死者は591、日本は感染者4,111、死者は約100。勿論、日本の数はこれからますます増えると思いますが、もし何もしなかったら人口の数からいってスウェーデンの何倍かになるかもしれません。そこで、この何百人、何千人ともなる死者を容認するか、あるいは何かの手立てで一人でも少ない死者にするかはやはり国の政治としてやってもらはなければなりません。

残念ながらアメリカはこのような緊急事態に対処できる指導者を現在持っていませんので、各州、地域の指導者に委ねなければなりません。こちらサンフランシスコと周りの6カウンティはアメリカでも多分最初にシャットダウンをした地域ではないかと思います。

最初は私もびっくりして、この先はどうなることかと思いました。失業者の数は大変な数字になると思います。ただ、昨日のSF Chronicleの新聞にロスアンゼルスとサンフランシスコとの対比の表が出ていましたが、最初はほとんど変わらなかった数字が3週間後の現在、その数字がはっきり違いを見せました。

こちらでシャットダウンが出される2〜3日前まではSF(SFとその近郊)とLAはほとんど同じような数字でした。それが3月16日にシャットダウンのオーダーが出されて以来、LAは4月5日現在感染者数5,940、一方、SFは568。死者はLAは132、SFは8人(私自身この数字には驚きました)です。

緊急事態宣言には色々な問題があると思いますが、私はまず、一人でも命を落としてもらいたくない。まず生き延びて、その後、問題を解決していく、あるいはシステムを変えて行く、という方に投票します。

とにかく皆さん、感染しないで生き延びてください。

和美

【C】
(1) 小笠原さんの寄稿にも登場する「ソーシャル・ディスタンシング(感染症対策として、人と人との距離を開け、接触機会を減らすこと。以下、英辞郎にならって“社会距離戦略”とします)」ですが、DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)は早くから「メンバーの安全と新型コロナウイルス感染症拡大防止のため社会距離戦略を実行している」と実践方針にしています。

4月6日発行の「DSA新型コロナウイルス感染症速報」第8号では、イギリス政府が当初は社会距離戦略を採用しなかった結果、何千もの命を犠牲にしたこと、スウェーデン政府が今も都市封鎖措置を講じていないことを批判的なトーンで伝えています。

(2) 一方、岩波書店『世界』5月号は「コロナショック・ドクトリン」と題して、「もとより感染拡大の抑止は急務だが、社会的な不安の高まりは『ショック・ドクトリン』、すなわち惨事に便乗した急激な『改革』をも容易にする」という視点から特集を組んでいます。私はまだこれから購入するところですが、きちんと丁寧に読みたいと思います。

(3) 私がきのうの安倍の記者会見発言で一番恐ろしかったのは「(感染者の数を拡大させないためには)国民の皆様の行動変容、つまり、行動を変えることが大切です」というくだりです。冒頭発言そして記者の質問に答えて、と2回同じ言葉を使いました。

為政者しかも安倍のごとき札付き独裁者が、どんな高邁な名目であろうと、統治する側の意思に従うよう人民(あえてこの語を使います)に対して行動の「変容」を迫る−これほど怖いことはありません。人民の自己決定権を取り戻さなければなりません。人民自らの新型コロナウイルス感染症対策を打ちたて、実現していかなければなりません。

−ここまで−

(編集部 浅井健治)
posted by weeklymds at 15:32| 報道/活動報告

2020年03月25日

DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)が"COVID-19速報"を発行

DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)が3月19日、「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)速報」の発行を始めました。きのうまでに3号出ています。以下は第1号の大意です(Google自動翻訳の力を拝借)。原文では強調のための赤字やゴシック、斜体字の個所もありますが、すみません、ここでは無視しています。[ ]は投稿者による注・補足です。誤訳・不適訳ご容赦。

原文は
https://www.dsausa.org/news/dsa-covid-19-bulletin-1-news-and-organizing-updates-during-a-global-crisis/

−ここから−

「DSA COVID-19速報」No.1:グローバルな危機におけるニュースと組織化最新情報

2020年3月19日

この号の内容

*前例のない時代における組織化
*進行する危機
*政府の(無)策
*労働者の反撃
*バーニー2020と民主主義のための闘い
*DSAからのお知らせ:今夜マス・コール[電話による対話]、職場でのCOVID-19対策の組織化、COVID-19請願書への署名

■前例のない時代における組織化

これは初めての「DSA COVID-19速報」で、DSAメンバーとすべての労働者階級の人びとに、進行するCOVID-19危機とその政治的影響について情報を提供することを目的とした出版物です。週に数回送信します。引き続き受信したい場合はここにサインアップし、このリンクを友人・同志と共有してください! 誰でもサインアップできます。

パンデミックに際し、アメリカ民主主義的社会主義者(DSA)は、メンバーの安全とCOVID-19の拡散を遅らせるために、社会距離戦略[感染症対策として、人と人との距離を開け、接触機会を減らすこと]を実行しています。

米国最大の社会主義組織である私たちは、この前例のない時代にあっては、世界で起きていることについての情報の共有から始めることが不可欠だと考えています−パンデミックの性質、迫り来る恐慌、政府の対応(またはその欠如)、利潤追求企業の致命的な過失と不正、ならびにコロナウイルス・パンデミックに対する労働者階級の解決策を求めて闘う労働者による英雄的な組織化と抵抗、相互扶助。私たちはまた、みなさんがこの闘いに参加するための方法を共有したいと考えています。

今こそ連帯の時です。

DSAに加わるのにこれ以上重要な時はありません。加入、会費の更新または月単位への切り替えはこちらから。

■進行する危機

新型コロナウイルスはここにあり、広がっています。

ワクチンをすぐ完全に配備する準備はできていません。つまり、厳しい社会距離戦略が最大18か月以上続く可能性があります。世界は「カーブを平らにする」つまりコロナウイルスの急激な拡大を遅くすることに懸命です。この取り組みに失敗した場合、世界人口の最大60%以上が感染し、第二次世界大戦の犠牲者と同程度の数千万人の死者を出す可能性があると専門家は警告しています。今週、米国のすべての州でCOVID-19の症例が確認されました。私たちは、人工呼吸器や感染症治療に必要なその他の医療機器の不足により、医療システムが打ちのめされてしまうのを目撃しようとしています(イタリアでまもなく起こるかもしれないように)。

医療の危機に加え、私たちは経済的な危機に直面しています。COVID-19に対抗するために講じられている措置は、経済の多くの分野を停止させ、供給と需要の両方を押し潰しています。消費が崩壊し企業が破産するにつれ、[1929年の]世界大恐慌以来最も深刻な不況を引き起こすことはほぼ確実です。すでに労働者の5人に1人がCOVIDのために仕事を失い、または勤務時間を減らされたと報告しています。レイオフに加えて、多くが住宅立ち退きや高額な医療費、有給病気休暇の否認に直面しています。アメリカ人のほぼ70%が、この危機を乗り切るための貯蓄をほとんど、または全く持っていません。

■政府の(無)策

何週間もの犯罪的な不作為(しかし一方でウォール街を救済する時間はあった)の後、議会とトランプ政権は病気の蔓延を抑えるための措置を講じ始めました。3月18日、議会は全く不十分な救済法案を可決し、トランプ政権はHUD[住宅・都市開発省]住宅の立ち退きを一時停止すると発表。主要な全国看護師組合の要求に従い、国防生産法[1950年、朝鮮戦争開始時に成立]を発動していくつかの民間産業を緊急に必要な医療用品の生産と方向転換させました。これはよいスタートですが、十分ではありません。私たちは住宅立ち退きと住宅ローン支払いにすべて終止符を打つことを求め、企業がパンデミックを儲けの具にせず危機に対応するよう産業の国有化さえ行わなければなりません。

一方、過去50年間と同じ新自由主義的な解決策に固執している民主党指導部は、命を救う抜本的な改革を推進する機会を逃してしまっています。

ヨーロッパでは、デンマークは政府が解雇された労働者に給与の75%を支払うと発表し、スペインは病院を国有化します。アジアでは、香港とシンガポールの政府がウイルスの拡散を封じ込めるために迅速な措置を講じ、世界で最も成功した封じ込めの実例をもたらしました。米国政府は、パンデミックによる不法な儲けの道を進むのではなく、この積極的で人道的な対応を見習うべきです。そして私たちは今、メディケア・フォー・オール[すべての人のための公的医療保険]を必要としています。

■労働者の反撃

世界中の労働者が、労働者の安全を確保し、コロナウイルスの拡散を止めるために反撃しています。

ニューヨーク市の教員組合の一般組合員は、山猫スト[中央指導部の承認なしに行うストライキ]の警告で組合と学区当局に学校を閉鎖するよう圧力をかけました。ミシガン州の自動車労働者は、ビッグ・スリー自動車会社を山猫ストで操業停止に追い込みました。デトロイトのバス運転手は健康と安全のために闘い、乗客の運賃無料化(誰もお金を扱う必要がないことを意味する)を含む大きな譲歩を勝ちとりました。これはイタリアでのストライキに続くものです。

UPS[米国最大の小口貨物輸送会社]ドライバーや医療労働者など、不可欠とみなされる労働者にとって、マスクや消毒用ティッシュのような基本的な安全対策を講じさせるためにも、組織化が欠かせません。

組合員か否かに関係なく、職場の組織化は開始できます。アメリカ民主主義的社会主義者の組合員グループや職場オルガナイザーが、請願を開始し、他の労働者とつながり、経営側にアプローチし、この危機の瞬間に成功裡に組織化することを助けてくれます。オルガナイザーと連絡を取るにはここをクリックしてください。

■バーニー2020と民主主義のための闘い

民主党はジョー・バイデンを担ぎ上げるのに必死で、公衆衛生当局が10人以上の集会を避けるよう市民に要請しても、予備選を続けてきました。

シカゴの労働者階級の多い投票所は、危険なほど密集した地区にあり、大混乱でした。多くの高齢者を含む大勢の人びとが、投票を待ちながら何時間も集まっていました。一部の有権者は、健康悪化を恐れて投票しないで帰ったと選挙監視員に語り、一部の投票区では全く投票ができませんでした。いくつかの州では、3月17日の民主党予備選の投票率が2016年に比べて著しく低下しました。オハイオ州はウイルスの拡散を遅らせようと民主党予備選を延期しましたが、民主党[指導部]はこれに追随する州は罰すると述べています。

17日の事実上不法な予備選で大きく敗北したにもかかわらず、サンダースはこれまでのところ撤退を拒否しています。それどころか、今も政治革命のために闘っています。サンダースと彼のプラットフォーム[政治要綱]の運動は、コロナウイルス危機に際しての企業のカネ儲けと米国政府の大量虐殺ともいうべき怠慢に対する反撃にとって不可欠なものとなるでしょう。

■DSAからのお知らせ:

*3/19(木)今夜、この危機に直面して何をすべきか話し合うために、私たちはマス・コールを開催します。出欠確認はこちらへ。
*職場でCOVID-19対策を組織したいですか? 組織している人を知っていますか? こちらに記入を。このリンクを広く共有してください。
*もしまだであれば、#儲けより人を優先するCOVID-19危機への包括的な対策を要求するDSAの請願に署名し、シェアしてください。
*私たち組織内実行委員会は、この期間中、メンバーが互いに連絡を取り合い、互いを大切にするためのリソースの開発に取り組んでいます。今後もお楽しみに。

…………

そちらはどうですか? 私たちはみなさんの相互扶助の努力、組織化の成果、そしてみなさんがどのようにお互い大事にし合い、絶望しないようにしているかについて聞きたいです。全国の支部からのお便りを特集していきます−お便りはこちらへ!

これは初めての「DSA COVID-19速報」です。週に数回送信します。引き続き受信したい場合はここにサインアップし、このリンクを友人・同志と共有してください! 誰でもサインアップできます。

グローバルな健康の危機、経済の崩壊、危機に瀕する民主主義。アメリカ最大の社会主義組織に加わるこれ以上よい時期を想像するのはむずかしいです。加入しませんか。

−ここまで−

(編集部 浅井健治)
posted by weeklymds at 17:58| 報道/活動報告

2020年01月15日

「日韓ユース平和参加団in済州」帰国

1月10日から13日まで韓国・済州(チェジュ)島を訪れていた「日韓ユース平和参加団in済州」の若者たちが帰国しました。滞在中のその活動は、以下のフェイスブック投稿でつぶさに知ることができます。

https://www.facebook.com/pg/ZENKOofficial/posts/
https://www.facebook.com/wakana.yamauchi.75

私は、まだ見ぬ済州の風景と人びとに想像をめぐらせつつ、それらにじかに触れることのできるユース参加団の面々をうらやましく思いながら、済州島四・三事件を題材にした金石範(キム・ソクポム)『火山島』を読み進めています。

第4巻にこんなくだりがありました(239ページ)。朝鮮半島“本土”から済州がどう見られているか、済州と“本土”とはどういう位置関係にあるかを、主人公の一人、李芳根(イ・バングン)の胸の内に託してこう記しています。(文中、「西北=ソブク」とは大虐殺の主犯格だった「西北青年団」を指す)

−引用ここから−

…少年の頃、本土で、済州島ってどこにあるんだい、ボールを蹴ったらすぐ海へ落っこって蹴球なんかできないんだろうとからかわれたことがある。いま済州島で横暴を極めている「西北」たちの口癖の一つに、“イワシも魚か、済州野郎(チェジュセッキ)も人間か”というのがある。往昔から中央政府に見放された“地痩民貧(チスミンビン)”の虐げられた民の土地、かつて適客(チョクガク、政治犯)たちが険しい水陸の道を艱難辛苦の果てに幾月間も要してソウルから辿り着いた流配の土地。呪われた天刑の地であって、本土人からの蔑視と差別の積み重なった土地である。そしていまはゲリラ蜂起をしている“革命の地”、いや、“暴徒”による反乱の地なのだ。
 ソウルに移住している者の多くが、本籍を済州島から本土に変えておのれの故郷の土地にさよならをし、そして流麗なソウル弁を身につけて(李芳根はそれに吐気を催すのだが)変身する。済州島が本籍では“立身出世”に大きな障害物になるのだ……。…

−引用ここまで−

ユース参加団も「済州4・3平和公園」を訪れ、虐殺現場をいくつか回ったようです。四・三事件が日本の朝鮮植民地支配と深く関わっていた事実を示す場面は『火山島』でも繰り返し描かれています。日本と韓国の若者たちがその歴史から何をくみ取ったのか、それを現在の日韓“つながり直し”への努力にどう結びつけていこうと考えたか、感想と報告を直接聞くのがとても待ち遠しいです。

(編集部 浅井健治)
posted by weeklymds at 22:19| 報道/活動報告

2020年01月04日

金石範『火山島』第1〜3巻読了しました

済州島四・三事件を題材にした金石範(キム・ソクポム)『火山島』全7巻のうち1983年に出版された第I〜III巻。刊行当時に購入し、書棚の奥に“積読”状態でしたが、12月半ばから読み始め、先ほどようやく読み終えました。圧倒的な読後感で、何からどう語っていいかわかりません。

それに、96〜97年に出た第IV〜VII巻は買いそびれていて、図書館で予約・取り寄せ中です。全篇通読しないでレビューを書くというのは、いかにも不誠実のそしりを免れません。

とりあえずここには本の帯のキャッチコピーを記すにとどめます。

〜八万の人が虐殺された済州島四・三事件を背景に描く若き革命家たちの苦難と決意/ふるさとの島でおきた惨劇をみつめる長編小説 全三巻 ついに完成〜

同じく帯に書かれた金石範の言葉と作中私の一番印象に残った登場人物のセリフを以下、転記しておきます。

《済州島のこと〜「四・三事件」の惨劇に思う 金石範》−ここから−

私は済州島をテーマにしていくつかの作品を書いてきた。私が済州島を書く理由の中でもっとも重いものは、やはり自分がその血塗られたふるさとの島の、涙も乾きはてた人間たちの中の一人だということにあるだろう。文学が人間の存在、全体という限りない幾層もの状況と係わり合ってゆく中での「人間」を追うものとすれば、私はそれを済州島という具体に触れ、その状況とかみ合わせながら作業をつづけようと思う。そしてそれがまたあらゆるものをその中に押し包もうとする闇の力と、それを暴(あば)こうとするものとのたたかいの中の一条の光にもなればと願うのだ。(「朝日新聞」1971年5月10日より) −金石範ここまで−

《作中、銀行やバス会社を経営する実業家の息子で、学生時代に逮捕されたり西大門(ソデムン)刑務所に入ったりしたことがあるものの現在は無為徒食の生活を送る李芳根(イ・バングン)の妹、李有媛(イ・ユウオン=ソウルの女子専門学校音楽科に在学中)が四・三の翌日、兄に向かって語る言葉から》−ここから−

「……このあいだ、漢拏山(ハルラサン)の麓の山村や海辺のY里へ行ってきたでしょう。そこで、私たちの生活とは全然ちがう村の人たちの生活もかいま見ましたね……。ゆうべ、島の人たちが、そう、山や海の村で見たその人たちがゲリラになって立ち上ったのが、私、すごくショックで、心をどこへ置いたらいいか分からないくらいに不安で、私が二つに割れてしまいそうだったの。(中略)私はこのごろ、いったい、私たちのこの満ち足りた生活は何なのかと考えてるの。祖国が二つに永久に分裂しようとしているときに、多くの人々が犠牲になったり、飢えたりしているときに、私たちの何不足のない裕福な生活は何だろうって……(中略)」
(中略)
「私は、私たちの生活が決して正義でないのを知っているの」 彼女は兄をまともに見つめて続けた。「オッパだって、私だって社会的には寄生的な生活をしてるんだわ、うちの家族全体が……。そのくせ、なにか打倒対象にでもなって、それで私たちの生活が破壊されそうで怯えてるってわけ。分かるの、私が怯えているのはそこから来ているのが分かるんです……」 (『火山島』III 220ページ) −李有媛ここまで−

私には彼女のこの言葉は、敗戦国民でありながら、植民地支配が朝鮮半島に残した混乱の責任をとることもなく、着々と自分の生活だけは立て直し、すぐ後には朝鮮戦争特需で濡れ手に粟の復興を成し遂げたわれわれ〈日本人〉に対しても向けられているような気がします。

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(編集部 浅井健治)


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