2020年05月14日

闘いは続く:DSA新型コロナウイルス速報12号

DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)は5月13日、「新型コロナウイルス感染症速報」第12号を発行しました。コロナ危機下の闘いは「恒久的な性格を帯びてきた」ため「速報」の発行は段階的に取りやめていくが、「闘いは続く」と呼びかけています。(〈 〉は投稿者=浅井の注・補足です)
https://www.dsausa.org/news/dsa-covid-19-bulletin-12/

−ここから−

DSA新型コロナウイルス感染症速報第12号
2020年5月13日

闘いは続く

この速報は、DSAの新型コロナ緊急対応方針を補足するものとして、まだ姿を現しつつある段階だった危機の社会主義的分析を提供するために〈3月19日に〉発刊しました。危機は私たちの新たな日常となり、対応方針はより恒久的な性格を帯びてきました。速報の発行は段階的に取りやめていきますが、闘いは続きます。

私たちは三重の危機に直面しています−健康、経済、政治の危機です。私たちの要求は緊急に必要であり、この瞬間にあって深い共感を生んでいます。“メディケア・フォー・オール〈すべての人のための医療保障〉”が必要です。“グリーン・ニューディール〈環境保護のための変革〉”が必要です。すべての人のための安全で手頃な価格の住宅が必要です。経営者と闘い、労働者階級の力を築くことができる組織された戦闘的な労働運動が必要です。

私たちは、これらを勝ちとるために自らを組織化しています。みなさんができることは以下の通りです:

*医療緊急保障法を勝ちとるキャンペーンにサインアップ〈署名・参加〉する。

*5月13日、米国郵政公社を守る民主主義的社会主義者労働委員会のキャンペーンについてともに学ぶ。

*私たちの“緊急職場組織委員会”は、全米の労働者が職場における防護措置を獲得するために組織するのを支援しています。ここにサインアップし、組織化チームに参加しよう。また、自分の職場で組織化したい場合は、この申込書に記入してください。オルガナイザーの一人が連絡します。

*この危機に際して、私たちはお互い支え合わなければなりません。こうした取り組みに参加するには、“相互扶助委員会”に連絡してください。

*ビデオ証言をシェアし、#家賃を免除せよキャンペーンに参加する。

*DSAは初めてですか? もっと知るために〈DSAリーダーとの〉電話Q&Aに参加を。5月21日、31日に行われます。

*まだメンバーでなければDSAに加入してください! 米国で最大の社会主義組織に加わるのにこれ以上大切な時はありません。

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パンデミック〈世界的大流行〉の間、アメリカ民主主義的社会主義者(DSA)は、メンバーの安全と新型コロナの拡散防止のために、人との距離確保=ソーシャルディスタンシングを実行しています。

米国最大の社会主義組織である私たちは、この前例のない時代にあっては、世界で起きていることについての情報の共有から始めることが不可欠だと考えています−パンデミックの性質、迫り来る恐慌、政府の対応(またはその欠如)、利潤追求企業の致命的な過失と不正、ならびにコロナウイルス・パンデミックに対する労働者階級の解決策を求めて闘う労働者たちによる英雄的な組織化と抵抗、相互扶助。私たちはまた、みなさんがこの闘いに参加するための方法を共有したいと考えています。

DSAに加わるのにこれ以上大切な時はありません。加入、会費の更新または月単位への切り替えはこちらから。

−ここまで−

この号もそうですが、「速報」には毎号欠かさず「DSAは、メンバーの安全と新型コロナ感染症の拡散防止のため、人との距離確保=ソーシャルディスタンシングを実行している」と注記されています。また、「この前例のない時代」の語からリンクが張られていて、3月12日の「新型コロナウイルス感染症に関するDSA全国政治委員会声明」に行けるようになっています。

以下は同声明からの抜粋です(3月15日ZENKO全国メーリングリスト投稿のイラク平和テレビ局in Japan森さんの訳を若干手直ししました)

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 すべての労働者階級の人びと、とくに新型コロナウイルス感染症に対して最も脆弱な高齢者や住居を追い出された人、慢性疾患を持つ人、免疫不全の人のための実際的な方策と連帯の表明として、われわれはすべての支部が次のソーシャルディスタンシング措置の実行を開始することを推奨する。
[注:ソーシャルディスタンシングは、インフルエンザなどの感染症対策において、人と人との距離を空け、接触機会を減らすこと]

*少数の人の集団を上回るどの予定の会合も中止または延期するかオンラインに移す;

*予防措置としてCDC〈米疾病予防管理センター〉の推奨する感染防止行動を実行し、とくに他の人から6フィート〈約183センチメートル〉以上の距離を維持する;

*気をつけなければならない症状を説明した支部単位の新型コロナ政策を確立し、体調不良の会員には自宅にとどまるか電話またはZOOMのようなビデオ会議ソフトを通じて会議に参加するよう勧める;

*会員が可能なときはいつでも、戸別訪問に代わって自宅から携帯メール送付や電話かけをするためのインフラを準備する;

*地域の会員を回診する計画を作り上げ、すべての会員、とくに高齢の会員や免疫不全の会員がこの危機を乗り切っていくのに必要な対策を確実に持てるようにする;

*あなたの地域の感染率に基づいて集会や行動〈の持ち方〉を適応させるシナリオ計画を練り上げる。シナリオの例と従来の大衆動員のオルタナティブ〈代案〉についてはこのテンプレート参照;

*すべての直接会合の前後に消毒用ウェットティッシュか抗菌スプレイのような製品を使って、テーブルや電子機器、ドアの取っ手などの表面の定期清掃を実行する;

*すべての会合で手の除菌用ローションを提供し、使用を勧める(CDC〈疾病予防管理センター〉の除菌用ローション作成ガイド参照);

*集会の場での咳やくしゃみの適切なエチケット、手洗いを推奨するポスターを置く。

−ここまで−

DSAはこのように3月中旬以降、大人数の集会を中止ないしオンライン開催し、戸別訪問をメール送信や電話かけに切り替え、従来型の大衆行動に代わるさまざまな行動のシナリオを練り上げ実行してきています。人との距離確保=ソーシャルディスタンシングの実践は決して活動自粛などではありません。

(編集部 浅井健治)
posted by weeklymds at 19:53| 報道/活動報告