2013年03月22日

「テントには愛がある」―福島避難母子が訴え

 3月21日、経産省前テントひろばを立ち退き攻撃から守ろうと、記者会見が行われました。福島市から練馬区に避難している二児の母、二瓶和子さんは次のように訴えました。

 ここのテントのおかげで立ち上がれた、テントがあってこその二瓶和子、自主避難者です。こちらでスカーフやマスクを販売させていただいたからこそ、地元・練馬区でも支援者の方たちとつながることができ、支えていただくことができ、今月は地元で活動することができました。
 このテントがあったからこそ、避難しているお母さんとも首都圏でつながることができました。私にとってはここは第二のふるさとのようです。避難してきたお母さんたちにとっても、地域は分散していてもテントがあるから自分たちは守られていると思っていると言っても過言ではありません。
 私はここでマスクを販売していた時に初めて、「あなたたちは僕たちの英雄だ」「勇気ある行動だ」と、身内よりも先にほめていただきました。それがここのテントで活動されている方たちです。
 私は、間違っていないと思って、ここで販売をさせていただくようになりました。名刺は支援者の方に作っていただきましたが、店舗やブログはありません。私としてはここの場所を事務所にしたいほどで、「どこで販売していますか」と聞かれると「経産省前のテントに金曜日来ております」と自信を持って言えるぐらい、この場所を必要としています。
 たくさんの地域に避難の会があって活動はしていても、最終的に地方からここにみなさんが足を運んでいます。それぐらいこの場所は大切です。
 また、ここで活動なさっている方々によって子どもたちが生きております。私の子どもがどうしてテントに来てくれるか。けっこう素直で、最近とくにお姉ちゃんのほうは活動に振り回しています、でも「きょうテントで大事なお話があるから来て」と言うと、「行く行く」と喜んでついて来てくれました。
 素直な子どもたちがどうしてテントに足を運ぶか。ここに愛があるからです。子どもを守ってくれているという実感があるから、それに応える子どもたちがいるんです。大人のように計算高く打算のある子たちではありません。田舎から出てきた、動物の野性のある子どもたちがテントに喜んでついて来てくれるんです。これは守られているという実感があるからなんです。
 私はここにテントの意義とテントの必要性があると思ってお話させていただきます。これは私だけの声ではなく、自主避難者である私の仲間たちの声だと思っていただきたいです。仲間たちはそれぞれの生活があってなかなかこうやって飛び出すことができません。でも、ここにあるテントのみなさんや、活動されている方々のおかげで私はここに立つことができています。なので、たとえ権力でここが潰されてしまっても、私たちの心は一つだということをお伝えしたいと思います。ありがとうございました。

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(浅井健治)
posted by weeklymds at 15:46| 報道/活動報告